March 8, 2011
プロレスは大好きですか
ZERO1両国大会 10周年記念興行「プロレス」を観てきた。
オレは10年ぐらい前まではプロレスが大好きだった。自他ともに認め
るプロレスファンだった。
橋本の息子がデビューする。総合格闘技の台頭とともに、すっかり現
存のプロレスから足が遠のいていたオレは、この一報を聞き久しぶり
に胸が躍った。
休憩前の第6試合、橋本大地の入場。曲はもちろん「爆勝宣言」。
イントロが鳴り響いたときから観客のボルテージは最高潮。
蝶野が待つリングに、白いハチマキを締めた橋本の息子が登場。
「橋本真也の息子ではなく、僕というプロレスラーを観て欲しい。」
そんな橋本の息子、大地に求められたのは橋本真也の虚像。
橋本同様、黒地に赤ラインのコスチュームで迫力の無いニールキック
を繰り出す姿がなんとなく痛々しく思えた。
次はオレだ。
試合後にリングに上がったもう一人の三銃士、武藤が叫んだ。
全日のリングでやるのかな。金の成る木だもんな。オレはそんな風に
しか思えなくなっていた。
橋本大地はプロレスの救世主。そんなコトバが妙にハナに付いた。
大谷が最後に言った。プロレスは大好きですか。
湧き上がる観衆を客観視することしか出来ない冷淡な自分がいた。
チケット代は10年がんばった大谷への餞別。そんなことしか考えられ
なかった。
プロレスが大好きだった俺は、いつのまにかプロレスファンではなく
なっていた。
